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2017-07-07

絵本『おこだでませんように』~七夕のお願いごと~

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

今日は、七夕ですね~。

お願いごとは、書かれましたか?

おこだでませんように

この時期、思い出す絵本があります。

『おこだでませんように』

くすのき しげのり (著), 石井 聖岳 (イラスト)

小学1年生の男の子が、家でも、学校でも怒られてばかりなため、

おこられないことをお願いしたお話です。

小1の壁

ワーママの中で使われている言葉です。

保育園は、遅くまで預かってくれるけれど、小学生になると遅くまでみてもらえない、

ということを意味しています。

私は、それだけではなく、大人の心にも壁があると思っています。

小学生になったんだから、これくらいできるでしょ。

やりなさい!

そういう思いによる壁です。

小学生になったからって、いきなりなんでも、うまくできるわけではありません。

急には、変わらないんです。

でも、大人の子どもへ対する期待感、見方は、急にかわってしまいがちではないでしょうか?

自己肯定感

小学生になると、勉強が始まり、比較することが増え、劣等感を感じやすい、と

言われています。

劣等感を感じ続け、自己肯定感が下がってしまうのです。

この絵本にも、男の子が、自分を低くみていると思われる言葉があります。

自己肯定感は、人が生きていくうえで、とても大切なものです。

しっかりと高めてあげたいものです。

受け入れられること

人は、受け入れられたり、大切にされたりする体験がとても重要だと思います。

これが、自己肯定感につながっていたり、人を大切に思えたり、

信頼することにつながっていきます。

子ども以外に、障害児や高齢者の方と接するなかで見つけた共通点があります。

それは、

「みんな受け入れてもらえることを望んでいる」

ということです。

普段、問題行動ととらえられる行動も、受け入れられることで、なくなっていくのです。

よく、子どものいたずらは、注目してほしいから、なんて言われますよね。

それと同じことなんだと思うのです。

みんな、受け入れてもらいたくて様々な行動をとっているのです。

年齢を超えて

子どもだけではなく、パートナー、両親、友人など、

ありのままの姿を受け入れられるようになりたいですね。

そうすることで、いい人間関係が築けるでしょう。

そして、そうするために、まず

ありのままの自分を受け入れてくださいね。

だらっとした自分も、イライラしていた自分も、

子どもを叱りすぎた自分も、受け入れると楽になりますよ。

 

 

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