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2019-04-02

保育のプロが知っておきたい子どもの権利 スキルアップセミナー開催!

こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

日本チャイルドマインディング&エデュケア協会

スキルアップセミナーに登壇させていただきます!

(写真は、イメージです)

「保育のプロが知っておきたい子どもの権利」

【日時】2019年5月19日(日)13:00~16:00(予定)
【会場】新宿WARP 1F  
 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-4-4 (JR新宿駅徒歩10分)
 都営大江戸線「都庁前」徒歩8分   文化服装学院の向かい側
【内容】「保育のプロが知っておきたい子どもの権利」
    現場での事例をもとに子どもにとっての最善の対応を一緒に考えましょう。
テーマ:①食事時の対応 
    ②お昼寝、睡眠の対応 
    ③質疑応答&グループディスカッション

詳細、お申込みは、こちら

なぜ、子どもの権利?

最近、保育園での虐待のニュースを見ることがあります。

市によると2016~18年、園児をトイレに連れて行かずに、尿を漏らすと叱る▽長時間正座させる▽壁をたたいて驚かせて笑う▽口から出した給食を押し込む▽食べる早さが遅いと給食を減らす-など、13件の行為を不適切と認定した。

 

少なくとも女性保育士8人(20~40代)が関与し、ベテラン保育士によるものが多かった。8人は市の聴取に対し「先輩がやっているから普通の行為だと勘違いしてしまう空気があった」「厳しいしつけを求める園長の圧力があった」などと答えたという。

 

この園を巡っては17年12月、市に情報提供があり、保育士4人が17年度に園児の口にセロハンテープを貼ったり、怖い仮面を使って叱ったりするなど4件の不適切行為が発覚。市は再発防止を指導したが、その後も再び「行為が続いている」との情報が寄せられた。

西日本新聞の記事より抜粋)

 

 

熊本市中央区の認可保育所「マリア幼愛園」の一部の保育士が、複数の園児に暴言や長時間の叱責(しっせき)などを繰り返していたことが、市と園への取材でわかった。

 

園は保育士への聞き取り調査の結果も公表した。それによると、特定の園児に給食の皿を投げて渡す▽いすから引きずり下ろす▽イライラして子どもにあたる▽「何回も聞かんで!」「さわらんで!」と強く言う▽怒られた子を外に連れ出す。謝ろうとしても寄せ付けず、閉め出す――といった、約30項目の不適切な行為を確認した。      (朝日新聞の記事より抜粋)

 

気になるのが、ベテラン保育士によるものが多かった、という点。

昔は、当たり前にやっていたことが、時代が変わり、今は不適切な対応と呼ばれるようになっているということです。

例えば、「おしいれのぼうけん」

舞台は、保育園。

この保育園では、何度注意されても言うことを聞かない子は真っ暗なおしいれに入れられて、あやまるまで出してはもらえないのです。

その押し入れに入れられたい子どもたちが体験したぼうけんが描かれています。

おしおきで、押し入れにいれるだなんて、今だと、明らかに問題とされること。

ですが、絵本になる、つまり当たり前に行われていたことだということではないでしょうか?

ここで大切なことは、次第に子どもも一人の人間として尊重されるべき存在なのだ、と認められてきた、ということでしょう。

だからこそ、自分の当たり前から、子どもを尊重する、子どもの人権を守るためには、どういう関わりが大切なのかを改めて考える必要があると思ったのです。

経験から脱すること

私の小学校時代は、体罰が当たり前の時代でした。

小学6年生では、テストの点数が80点以下だと、竹のほうきで、おしりを叩かれていたんです。

通称「ケツバット」

当時、嫌だと思っていましたが、侵害だ!とは思っていませんでした。

中学に入った頃から、世の中が、体罰は、よくない!という流れになってきました。

しかし、体罰を受けたことが当たり前の世代にしたら、やられたことをそのままやってしまいがちなのです。

そもそも、適切な関わりをしてもらったことがないと、何が、適切で、何が不適切なのかもわからないのです。

だからこそ、様々な場面で、本当に子どもにとって適切な関わりって、何なのか?

を考えることが、とても大切になると思うのです。

まとめ

ベビーシッターというマンツーマンの保育は、誰かから保育の様子を見られることもありません。

誰かの保育を見ることもありません。

自分が正しいと思ったことが、正しくなってしまう危険性があるのです。

だからこそ、常に子どもにとって、どうなのかをいろいろな人と話し合っていきたいと思っています。

 

 

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