『ふたりぱぱ』命、家族について想うこと
こんにちは。
親子のハッピーライフを応援するベビーシッター研究家の参納(さんのう)です。
今日の一冊は、こちら
『ふたりぱぱ:ゲイカップル、代理母出産(サロガシー)の旅に出る 』
みっつん (著), 小野春 (イラスト)
こんな人にオススメ
・子どもに関わる人
・保護者に関わる人
・出産経験のない人(男性、女性ともに)
・様々な家族の在り方に興味がある人
などなど
オススメのポイント3つ
①代理母出産について
代理母出産って??
そもそも、そこからだったのですが、合法化されている国、価値観が様々でした。
たとえ、合法化されていたとしても、商業的に、女性が出産することがお金儲けになってはいけない、そんな背景が感じられました。
出産ということは、人間にとって、とても尊いことだという考え方が根本にあるのかな、と思いました。
ただ、出産することと同じくらい、子どもを育てることも尊いと思われていると感じました。
②自分も旅をしている感覚になる
私自身、出産経験がありません。
ですので、サロガシーという形で、出産までの流れが、まるで自分のことのように入ってくるのです。
実は、出産って、とてもプライベートなことのようだけれど、どんなことがあり、どんな気持ちの動きがあるのか、そんなことを知ることで命に対する想いが、以前より、より輝かしいものになった気がします。
ですから、出産経験のない男性も、ぜひ読んでほしい!と思いました。
③たくさんの人の想いがつないだ命
ふたりぱぱが授かった子は、いろんな人たちの想いの結晶なんです。
卵子提供者、代理母、そして、ふたりのぱぱ。
だれもが、子どもを待ち望み、生まれたあと、大切に愛おしく思う。
なんて、すばらしいんでしょう!!
思わず、号泣してしまいました。
この子に対して、心ないことを言う人もいると思うんです。
ですが、愛情たっぷりに生まれた子だから、大丈夫。そんな気持ちがあふれてきました。
まとめ
ある意味、サロガシーは、命を操作している、人工的と捉えることもできます。
私自身、姪っ子が産まれるまで、体外受精にも違和感を覚えていました。
ですが、2人の姪っ子は、体外受精で生まれました。
生まれたとき、その方法がどうであれ、嬉しかったですし、尊いと感じました。
どんな道のりを経ても、この世に生まれた命は、とてもすばらしい存在なんですよね。
そして、さまざまな家族のカタチがある。
ベビーシッターは、ご家庭に入りサポートします。
家族のカタチに敏感でいたいし、どのカタチにもあるすばらしいところを見つけていければいいな、と思いました。