toggle
2018-12-06

あなたの行動、見られていますよ ~モデリング~

こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

子どものおままごとの様子をみると、ご家庭での様子が手に取るようにわかる、と聞いたことありませんか?

1歳児さんでも、お茶を飲む時、ペットボトルからそのまま飲む子もいれば、急須のふたに手をあて、ゆのみに注ぐ子もいます。

これは、子どもが親をモデリングしているからです。

全ての行動を子どもに見られています

子どもたちは、まわりの人的環境を見て、モデリングしています。

特に多くの時間を過ごす大人の影響は、とても大きいです。

ですので、大人は、子どもにモデリングされていることを意識する必要があるのです。

マウスで「もしもし」お電話。

これも、よく見られる子どもの姿ですよね。

まずは、自分から

子どもに何かを習得させたいときは、まずは、自分自身を振り返ってみてください。

あなたができていないことをさせようと思っても、うまくいかないのです。

なぜなら、できていない姿をモデリングするからです。

2つ事例をご紹介します。

事例1

子どもに、「ありがとう」と言わせたくて「ありがとう、って言いなさい」と言う方がいます。

ですが、その言葉を言っている本人は、「ありがとう」って言っていないことが多いのです。

つまり、「ありがとう、て言いなさい」をモデリングするため、ありがとうを言われない場面で、相手にこの言葉を言うのです。

事例2

子どもと家に入り、靴を脱いだままにしていたので、

「靴をそろえると気持ちがいいよ」

と声をかけると、

「だって、ママは、そろえてないよ」

と言われたのです。

確かに、隣にあるママの靴は、脱いだままになっていました・・・

それを見て、言葉に詰まってしまいました・・・

まとめ

子育て、保育は、自分自身を育ててくれる、高めてくれる、と言われます。

本当に、そうだな~と思うのです。

これは、子どもと関わるうえで、子どもたちに鍛えられる、という意味もあると思います。

しかし、まずは、自分自身を振り返り、整えることができるからだと思うのです。

子どもに言っていることと、自分がやっていること、ちぐはぐになっていないでしょうか?

今日も、自分の保育を振り返っています。

 

 

 

関連記事