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2018-07-30

認可の居宅訪問型保育のアンケート結果

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

「居宅訪問型保育」って、耳慣れない言葉ですよね。

いわゆるお子様のご自宅へ伺って保育をするベビーシッターをイメージしていただけるといいかと思います。

2015年、新制度になってからは、認可のベビーシッター(居宅訪問型保育)が誕生しました。

今まであるベビーシッターは、いわゆる認可外の居宅訪問型保育と呼ばれます。

 

自宅で、マンツーマンで。。。

家に入られたくないし、密室なので、なんだか不安・・・

そんな声も聞かれます。

確かに、まだおしゃべりできない子どもからは、様子聞くことができないため、不安になられる方も多いと思います。

ただ、実際に利用した方からは、いい評価を受けているんですよ。

23区内における認可の居宅訪問型保育事業の実態

平成27年4月時点では、認可の居宅訪問型事業を行っている事業所は、9つと大変少ないです。

ですが、少しづつ、増えています。

東京都23区内では、千代田区渋谷区港区江東区板橋区豊島区などが実施しています。

この中には、集団保育が難しい障害児向けのみ実施しているところもあれば、待機児童対策向けのみ実施しているとこともあります。

また、両方実施しているところもあります。

ですが、居宅訪問型保育事業について、認知度が低いんですよね。

そして、自宅で保育を行うというスタイルも、保育園とは異なるので、なんとなく不安を感じられることが多いようです。

豊島区のアンケート結果

豊島区は、両方実施されています。

そして、平成28年度に利用された16名の方をを対象にアンケートを実施されています。

豊島区HPより抜粋)

これを拝見すると、ご自宅での保育ということで、多少の事前準備が必要のようです。

ですが、マンツーマンで手厚くみてもらえる点が、魅力でもあることがわかります。

マンツーマンだからこそ、その子の発達段階、興味関心に寄り添った保育ができるのです。

今は、待機児童向けということで、認可保育園に入園ができるようになったら、居宅は卒業しなくてはならないんですよね。

使う前は、不安が大きくても、使うと良さがわかり、もう少し使いたい、という方もいらっしゃり、選択できる社会になるといいな、と思います。

まとめ

昨年、居宅訪問型保育者向け研修をさせていただく機会をいただけ、保育者側の声なども聞くことができました。

まだまだ、発展途上で課題があると思いますが、0,1歳の子どもたちには、とてもいい保育だと思います。

子どもの特性に合わせて、集団保育か、マンツーマンかを選べる時代にしたい!と思っています。

 

 

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